guitar maker / c.s.beth
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現在の南郷庵(現・尾崎放哉記念館)
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放哉在庵当時の南郷庵(尾崎放哉記念館HPより)
ここですか~・・・。
ここにねぇ・・・。

じゃあ、入ってみますか。
いとこッチは興味ないと思うから外で待っててくれていいよ。
え?入る?そうなん、つまらんと思うよ~。

「こんにちは~」

入るとすぐに土間と上がり框が2帖位あり、その奥に6帖位のが二間。
係のお姉さんがいて一人210円を支払います。
これね、帰宅してから気付いたんですけど、
このチケットでここと資料館にも入館できたみたい!!
ちょっとぉ~!そういうこと渡す時に説明してよねー!
なんだよ、ヤル気なしだなあ。


支払いが済むと、お姉さんは一言も発せず早々に我々に背を向けてパソコン作業。ずっと監視されてるのも困るけど、そんな感じだったらせめて外の上がり框に居て欲しい。

なかなかの狭さに3人きり。
すごい居心地の悪さですけど、見ていきますよー。

ここで面白いのが、いとこッチ。
放哉って誰?な中、ジックリジックリ展示物を見て回る。
長~い年表を端から全部熟読。
ねぇ、ホントに面白いの?

小さい記念館ですからどんだけジックリみてもすぐに終わります。グッズ(てぬぐいとか本とか・・・)もピンとこなくて買いません。萩原井泉水の書とか、うーん…やめておきます。
結構コピーものの展示が多いし、これだったら資料館の方がよかった?

それと一番気になるのが窓!
南郷庵なのに障子を締め切っちゃってる。

障子あけて置く海も暮れ切る

って、でかでかと石碑立ててるじゃない!
放哉はそこから暮れ切った海を一人でみたんでしょーよ、きっと。
じゃあ、障子あけていいか聞けばいいじゃない?って思う人もいるでしょうけど、
そういう問題じゃないの。
これは開けておいてほしいの。
入った瞬間それ見て、「あぁ・・・」って思いたいわけ。
要するに提供する側の演出をする気があるかないかの話。
それが受ける側の満足につながるわけでしょ?

何も知らない人に日々管理させるからこんなことになるんです。詳しい学芸員を置けとはいいませんけど、地元のことにもう少し心を配れる人に管理してもらいたい。日に幾人しか訪れないんでしょうけど、おざなり過ぎで残念です。記念スタンプだってインクが薄っすいし。



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ほら、ぴっちり閉めきられてる。
まあ、いいや。
ここにこれただけで満足だから。
ホントはダメなんだけど上がり框で写真撮った。特に展示物も写ってないので勘弁してもらおう。
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長い間の友、「海も暮れきる」
つい最近まであったカヴァーがここにくる段になって姿を消した。
どこを探してもみつからない。
いつか出てくるんだろうか?
では、放哉さんのお墓にお参りしましょう。
小さな看板の表示があって迷いません。

墓地を登ってゆくと大きな敷地に大きな墓石。
これかな?と思ったらどうやらここは西光寺さんの敷地のようで、歴代の住職が埋葬されているようだ。
ふと目をやるとその広い敷地の端に小さな墓石がポツン。
え?まさかコレ?
大きさじゃないんです。
他の墓石から一人はなれてあまりにも寂しい佇まいに、
この町の、世間からの、放哉さんの立ち位置を見た気がして・・・。

放哉さんは毎日どんな風景を眺めているのかと墓石の裏にまわってみました。
あぁ・・・。
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「障子あけて置く海も暮れ切る」
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放哉さんのお墓
海がみえない・・・。
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Comments

カワグチ | 12.05.2017 16:40
「小豆島に行ってきました#6」まで読ませてもらいましたが、以前お話しした表彰式が西光寺であったので、特に、懐かしく読ませてもらいました。あの墓も記念館も当時のままですね。当時、放哉一途のような感覚だったので、記念館や墓を直接見ることが出来たことだけに感激したものです。でも、実際の当時の感覚の本音の部分では、もっと、貧相でさみしい佇まいをイメージしていたので、少し、こぎれいな感じに違和感を覚えたのも事実です。確かに、「とんぼが淋しい机にとまりに来てくれた」ような世界観はなかったけれど、放哉がそこにいたんだという事実に満足していた、当時の自分の小豆島の旅でした。
csbeth | 12.10.2017 12:45
カワグチさん、

ホントにそうですね。私は「海も暮れ切る」の中でのイメージが強いまま行ったので、あらまぁ立派な…と思ってしまいました。でも、ここでこの町で暮らしていたんだなぁと感慨深かったです。たとえば、小説の中で酒に酔った放哉が、近くの浜辺で遊ぶ子供たちに船を出させるくだりが出てきます。えーとぉ…この近くの浜辺と言えば、え!まさか恋人たちの聖地(笑)エンジョルロード⁈ というような楽しみ方もできました。

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